夕日バックで格好よく決めようとしたが事故った写真事例

今回もクイズからスタートです。

次の3枚の写真は「いいね500以上」か「いいね5以下」いずれかに該当します。写真を見ながらどちらに該当するか予測してみましょう。予測することでセンスが養われます。

どの写真も夕日バックで場所としては最高です。しかし同じ夕日バックでも、いいね数に天地の差が現れました。両者を分けた要因は何か?考察していきます。

では正解を発表します。

5いいね以下
500いいね以上
500いいね以上

考察1

まずは5いいね以下の写真です。

5いいね以下

髪型

いいねが少ない理由は色々ありますが、まずは髪型。長さはベリーショートですが、その辺の安い1000円カットで切った中学生のような幼稚さを感じます。

ベリーショートはオシャレ感を出すのが特に難しい部類で、似合う人は似合いますが、似合わない人はとことん似合いません。長さが短いので整髪料でオシャレ感を出すのに限界があり、遊びの幅が狭まります。

可能であれば仕事に支障のない範囲で長く伸ばしたほうが良いです。確かに髪が短いとシャンプーが楽、すぐ乾いて便利ですが、その反面、異性からの評価は落ちます。

本当にモテたいのであればベリーショートのメリット・デメリットを考慮し、結果にコミットした合理的な選択をしてほしいと切に願います。

その人に合った髪型は顔の骨格によって変わるので、ちゃんとした美容師や理容師とヘアカタログを見て相談しながらカットしてもらいましょう。

半ズボン

次に服装です。海に入る関係で自ずと半ズボンになったと思われますが、半ズボンは履き方によっては幼稚さが出てギャンブル要素の高いアイテムです。

この方は中学生のような髪型と相まって、幼稚さが更に出てしまっています。半ズボンはリスキーなので長ズボンが無難です。長ズボンで砂浜や海岸線で撮れば、わざわざ海水に入って足を洗う必要もありません。

場所が良くても油断しない

夕日バックはロケーションとしては最高の場所ですが、だからといってファッションを手抜きにはできません。場所で加点してもファッションで減点するとプラマイゼロ、むしろマイナスです。

写真の主役は夕日ではなく本人です。その肝心の本人がダサいと「格好よく撮ろうとしたけど事故ってる残念な写真」というある意味最も悲しい結末を迎えるのです。

500いいね越えの写真を参考にしてブラッシュアップしていきましょう。

考察2

500いいね以上

次に500いいね越えの写真を見ていきます。

全体バランス

夕日、海、テーブル、コップ、本人とそれぞれの要素がバランスよく配合されていて全体的に良くまとまり、オシャレさを感じます。

場所は海近くのカフェでしょうか。テーブルに置かれたコップが良い味を出しています。

本人の写りは控えめですが、もしかしたらぽっちゃり体型を隠すために意図的にそうしているのかも知れません。(違ったらスミマセン)

髪型

長さはミディアムかショートでしょうか。

先ほどのベリーショートのような幼稚さやダサさは全く感じません。

服装

色が明るめで場所とマッチしています。

逆に、黒やグレーの暗い服装ですと夕日の方が目立って本人の存在感が薄れるリスクがあります。

考察3

500いいね以上

ぱっと見ただけで「めちゃいい!」と感じました。まるでドラマの1シーンのような雰囲気さえあります。

顔を出さない状態でこれほど格好良い作品が他にあるでしょうか?

尊敬の意を込めて彼を「夕焼けの貴公子」と呼ぶことにします。

全体バランス

夕日、海、道路、本人とバランスよく要素が配合されています。

髪型

髪型がイケてると全てが格好良く見えるもの。

オシャレなツーブロックで、整髪料か風の影響か分かりませんが、良い感じに毛先が躍っていてオシャレですね。

服装

黒のロングコートでしょうか。

本人が小さいと夕日の方が目立ちますが(本人=従、夕日=主)、夕焼けの貴公子は本人が手前に大きく映っているので、明るい夕日が彼をより引き立てています(本人=主、夕日=従)。

夕日をバックにする際は、夕日に主役を奪われないよう注意しましょう。

ポーズ

手をポケットインしながら海を眺めるだけ。この自然なポーズが男らしさ、ダンディさを感じます。

もしこれが、手がピースで笑顔で顔出ししていたら雰囲気がガラリと崩れ、夕焼けの貴公子は誕生しなかったかも知れません。

夕日バックにする際はぜひこの二人を参考にしましょう。